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TOP 1.日韓新時代 2.構 想 3.効果・活用 4.路線・施工 5.工費・工期 6.建設財源 7.運 営 8.経済妥当性 9.進め方
2.日韓トンネルの構想

2-1.日韓トンネルの歴史
2-2.技術的・経済的検討が必要
2-3.周知広報、両国民の理解と協力が必要
2-4.日韓トンネル圏と英仏海峡トンネル圏の比較



日韓トンネルの歴史年表2-1.日韓トンネルの歴史
 九州と朝鮮半島をトンネルで結ぼうという構想は20世紀初めから長い歴史がありますが、日韓双方が日韓トンネル実現に関心を持ち始めたのは1980年代に入ってからです(提唱の歴史はこちら)
 1990年には韓国の盧泰愚大統領が日本の国会で日韓トンネルの必要性を訴える演説を行いました。日韓の首脳はその後も日韓トンネルに言及してエールの交換をしてきました。しかし国民レベルでは歴史的、感情的に難しい点が残っており、実現するためには国民各層の心の通い合う交流が必要です。


2-2.技術的・経済的検討が必要
日韓トンネルはこれまで多くの論議が交わされて来ましたが、未だ十分ではありません。この大事業を実現するため、今こそ基本に立ち返り、世界の先例、実例に学んで技術的可能性と経済的見通しを明らかにし、日韓両国国民の理解と賛同を頂く必要があります。そのために日韓両国の研究者、各種団体が協力し、トンネルに関する技術的、経済的、社会的役割を解明し、的確な見通しを立て、それを公表することが極めて有効です。



日韓トンネルの完成予想図2-3.周知広報、両国民の理解と協力が必要
日韓トンネルを実現するためには多くの課題を解決しなければなりません。その諸課題を解決する展望について申し上げます。難しい課題が沢山ありますが、それぞれ解決の道を開くことは可能であり、それを進めることが私ども研究者に与えられた使命と考えています。百年近く議論をしてきましたが、「何故できないのか」という視点ではなく、「どうすればできるのか」という視点に立ち、過去を振り返り、世界的に展開されている各種工事の実績に基づいて、未来を切り開くことによって展望が開けるものと確信しています。


2-4.日韓トンネル圏と英仏海峡トンネル圏の比較
まずご覧いただきたいのは図-1です。日韓トンネルと英仏海峡トンネルの人口の配置を比較したものです。500km圏でみると、英仏海峡トンネルは1億3千万人、それに対して日韓トンネルの方は8千万人です。1000km圏で比較してみると、英仏海峡トンネルの2億6千万人に対し、日韓トンネルは3億8千万人となり、多いことがわかります。ただそこには北朝鮮という阻害要因があるので、当面、私どもはこの500km圏の人口と産業をベースにして、トンネルの果たす使命を議論することが大切だと考えています。両者の比較をひとつのベースとして、人口だけでなくて、その圏内で展開される産業活動や将来の伸び率なども加味しながら、議論を進めればよいと考えています。私どもはこうした事実に基づき、日韓トンネルの背景となる基盤は十分備えられていると大局的に判断しています。



日韓トンネルと英仏海峡トンネルの比較
両者の比較をひとつのベースとして、人口だけでなくて、その圏内で展開される産業活動や将来の伸び率なども加味しながら、議論を進めればよいと考えています。私どもはこうした事実に基づき、日韓トンネルの背景となる基盤は十分備えられていると大局的に判断しています。
日韓両国と英仏両国との人口とGDP比較

 3.「効果・活用」 にとぶ