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日韓トンネルプロジェクト ネオ・シルクロードの起点から 監修 佐々保雄(北海道大学名誉教授) 目次をみる |
監修者である国際ハイウェイプロジェクト・日韓トンネル研究会の佐々保雄会長(北海道大学名誉教授)は、本書のあとがきで次のように述べています。 私が日韓トンネルの話を初めて聞いたのは、今から11年前のこと、1981年12月、日本山岳会の年次晩餐会の席上だった。西堀栄三郎さんから、私にうってつけの仕事があるといって渡されたのが、国際ハイウェイ・日韓トンネルのリーフレットである。 山仲間は不思議な力で結ばれている。山登りをとして通して培った、大きな目標を共有する者同士の連帯感というか、責任感に基づいた友情というか、短い言葉でも意思を完全に伝達することができる。しかも私は、日本山岳会の会長の席を西堀からバトンタッチされたばかりのときであった。 西堀は、その生涯を夢とロマンに生きた人だった。自分の夢だけでなく、人の夢にも協力を惜しまなかった。その西堀さんの心をとらえたのが、1981年11月、ソウルで開かれた第10回科学の統一に関する国際会議(ICUS)での、文鮮明師のメッセージであった。この会議の創設者である文師は、109カ国、770名の科学者を前に、「世界の東西問題、南北問題を解決するために、国際ハイウェイを建設し、人々の自由な往来を実現しよう」と提唱した。そして、最初に取り組むべきプロジェクトが「日韓トンネル」ということで、おそらく西堀さんの頭に私の顔が浮かんだらしい・・・。 この単行作成には下記の団体が資料提供しています。 ①国際ハイウェイプロジェクト・日韓トンネル研究会 ②財団法人亜細亜技術協力会・日韓トンネル研究専門委員会 ③国際ハイウェイ研究会(韓国 ソウル) ④韓日トンネル技術研究会(韓国 ソウル) また、本郷路社が編集協力しています。 会員は「会員のページ」で下記本文を全てご覧いただけます。→会員のページに行く 日韓トンネルプロジェクト 目次 第1章 国際ハイウェイ建設の発端・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 ・西堀栄三郎の受けた感動 ・「石橋を叩けば渡れない」 ・必要な「異質の協力」 ・国際ハイウェイ建設提唱の核心 ・文鮮明師と「統一運動」 ・「科学の統一に関する国際会議」の歴史 第2章 日韓トンネル建設の現実的な意義・・・・・・・・・・・・・・・37 ・佐々保雄の受けた感慨 ・「日韓トンネルはいつごろ完成するのか」 ・総括委員長の報告 ・国際ハイウェイはポスト冷戦時代の人類の共通目標 ・東アジアハイウェイと日韓トンネルの経済効果 ・英仏海峡トンネルの開通 ・日韓関係から見た「日韓トンネル」の意義 第3章 本格調査と研究の充実・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65 ・「日韓トンネル研究会」の発足 ・佐々保雄会長の就任挨拶 ・動き出した研究会 ・金山正英駐韓大使の持論 ・日韓トンネル研究会九州支部の発足 ・韓国での日韓トンネル研究 ・「技術協力ほど親善に役立つものはない」 第4章 地質調査結果と諸問題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93 ・トンネル建設のための地質調査 ・現地からの報告 ・第二部会〈地形・地質〉の報告 ・第三部会〈設計・施工〉の報告 ①道路トンネル計画 ②第三部会提示案 ③鉄道トンネル案 ④第二部会提示案 ⑤沈埋トンネル案 ⑥沈設(水中)トンネル案 ⑦呼子-壱岐間橋梁計画 第5章 トンネル屋の気概・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123 ・トンネル技術者の夢 ・「関門」から「青函」、そして「日韓」へ ・用途は多目的に ・海上基地で工期短縮 ・自然と調和図る 第6章 周辺地域の開発と展望・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・137 ・美しい島々、「壱岐」と「対馬」の未来像 ・壱岐の現実と問題点 ・壱岐の可能性と方向づけ ・4町のこれからのテーマ ・対馬の現実と問題点 ・ニューTSUSHIMAへの提案 ・「ニューアイランズ構想」の要件 ・東松浦・壱岐・多久の将来イメージ ・玄海コースタルリゾート構想 ・多久・鳥栖シリコンバレー構想 第7章 経済効果と資金調達・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・161 ・東北アジア諸国の資源・産業と交流 ・東北アジア4カ国間の貿易 ・東北アジアの経済開発プロジェクト ・日韓トンネルの交通量想定 ・東アジア高速道路網・日韓トンネルの開発効果 ・東アジア高速道路網への資金調達 ・ジャパン・マネーの活用策 ・資金調達法の提案 第8章 東アジア経済圏へ続く道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・191 ・東アジア共同体の成立 ・好転した世界情勢 ・経済協力体成立の三つの条件 ・日本のリーダーシップのとり方 ・日韓中の国際プロジェクト ・動き出した中国 ・「富を得るには道を造れ」 資料編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・217 ・国際ハイウェイ・日韓トンネル ・プロジェクト関連年表 ・国際ハイウェイプロジェクト・日韓トンネル研究会組織図 ・日韓トンネル研究会役員 ・日韓トンネル研究会九州支部役員 ・日韓トンネルルート案 ・ルート別縦断面 ・ルート別路線比較 ・他の海底トンネルとの比較 あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・229 ・あとがき |
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