世界有数のトンネルである青函トンネル(全長50.5キロは世界一)やユーロトンネル(海底部総距離37.9キロは世界一)の沿線の地層とどう違うかを比較してみましょう。

津軽海峡中央に、比較的新しい地層があり、その岩石は軟らかいものです。工事では竜飛側の火山岩脈と断層に伴う湧水と変質が問題となりました。掘削部の地質は主に第三紀(約6500万年〜約180万年前)です。この工事の大変さは、映画『海峡』やNHK組『プロジェクトX』でも紹介されました。

掘削部の地質は主にチョーク層と呼ばれ、白亜紀(約1億4400万年〜約6500万年前)の古い層。これは、ほどよく硬くて亀裂もなかったので、ほぼ全長にわたって掘削対象となりました。この工事の様子は、NHK番組『プロジェクトX』でも紹介されました。

未知の挑戦となるのが「未固結堆積物」という主に砂層を採掘すること。この層は地質の年代でいうと第四紀(約180万年前〜現代)。分布している場所は対馬の東西両側です。他に火山岩や「第三紀」の堆積岩などの層があります。