2011
2010
2009

ルート検討委員会の検討が本格化
2008年(平成20年)2月23日
昨年発足したルート検討委員会の第2回委員会が開かれ、本格的な活動を開始した。この委員会は、当研究会が任意団体として発足した昭和58年以来行ってきた各種調査結果に加え、一昨年に実施した唐津・壱岐・対馬などでの現地調査結果、さらにはユーロトンネル視察などの現地調査および資料調査結果などを踏まえ、日韓トンネルの使用方法を考慮したルート案を検討することを目的としている。

2008

ボスポラス海峡海底トンネル工事現場を視察
2008年(平成20年)5月1030日〜17日
5月10日(土)〜17日(土)にかけて当会役員ら数名でトルコ共和国のボスポラス海峡に建設中の海底トンネルを視察した。ボスポラス海峡は黒海とマルマラ海を結ぶ南北約30kmの海峡で、そこに沈埋・シールド・開削の各工法を組み合わせた総延長13558m、海底部分1387mのトンネルを建設中である。施主はトルコ共和国で、大成建設を含む共同企業体が施工している。着工が2004年で工期は約5年、工費約1000億円である。最大深度60mに達する世界一深い沈埋トンネルであり、海流が最大4ノットで下層には最大2ノットに達する反流があるなど設計・施工に多くの困難を含んでいる。いろいろな工法が混在しており、沈埋トンネルとシールドトンネルの接合部などにも工夫がこらされ、今後、日韓トンネル計画を進める上で大いに参考になる。

「海底トンネル研究国際ワークショップ」の開催と青函トンネル視察
2008年(平成20年)8月27日、28日
8月27日(水)、東京で「海底トンネル研究国際ワークショップ」が開催された。主催は釜山発展研究院、韓日トンネル研究会、当会の3団体共催で、出席者は韓国側から釜山発展研究院5名、韓日トンネル研究会3名、デウ(大宇)建設2名の計10名で、日本側は当会の野澤会長をはじめとする10名である。
 午前10時に始まり、まず両国参加者の紹介があり、続いて主催3団体の代表が挨拶をした。ワークショップでは、まず釜山発展研究院のチェ・チグ(崔治国)研究チーム長が「韓日海底トンネル研究の方向」という題で発表し、日韓トンネルは大都市釜山と福岡を直結することが前提なので、対馬から韓国へのルートはこれまで検討してきたルートではなく、カドク(加徳)島への上陸が好ましいと指摘した。続いて日本側の発表で野澤太三会長は、トンネルの技術的可能性と共にトンネルが何をどう運ぶかという使い方からトンネルのルートや駅部の選定が重要だと述べた。
 昼食後の自由討論では日韓双方から工法やルート、歴史文化面などから意見交換をし、今後の検討課題が多く抽出された。また交流によりお互いの信頼関係を深め、両国民の間に心のトンネルを築くことの大切さが指摘され双方の共感を得た。

【青函トンネルを視察しました。】
8月27日開催の「海底トンネル研究国際ワークショップ」に参加した日韓両国の技術者ら12名が翌日の8月28日(木)、青函トンネルの本州側斜坑付近を視察した。経路は、竜飛海底駅→青函記念館→巻上機→排煙機→ポンプ場→竜飛海底駅である。視察団は青函トンネル建設に直接携わった濱建介副会長から土被りの決定などトンネル設計などについて学んだ。

韓日海底トンネル研究開発セミナー
2008年(平成20年)10月30日 大韓民国 釜山市
韓国の釜山市にある釜山市上水道事業本部10階の会議室で「日韓トンネル政策セミナー」が開かれた。このセミナーは、同年8月27日(水)に東京で開催した「海底トンネル研究国際ワークショップ」の場で提案されたトンネルのルート案や使い方などについて、より具体的に論議することを目的としている。主催は、韓国側の財団法人釜山発展研究院、社団法人韓日トンネル研究会、および日本側の特定非営利活動法人日韓トンネル研究会である。
  主催3団体の各代表挨拶と各団体からの主題発表の後に討論が行われた。技術的側面では、日韓トンネルが構想の段階から現実的課題になりつつあるので最も建設しやすく費用対効果が大きいルートを選定すること、貨物列車の走行を前提にトンネル勾配やそれを可能にする出入り口を設定すること、などが意見として出された。またプロジェクト推進には広く市民から賛同を得ることが大切なため、特に韓国側からみて心理的違和感の強い「唐津」を始終点としないこと、あるいは日韓両国以外の周辺国がプロジェクトに参与しやすいように「日韓トンネル」という名称を変えるなどの提案があった。日韓両国間の心の通うトンネルを作ることがこのプロジェクトを実現する最大かつ最も緊急な仕事であると確認された。
  今後路線など技術的な課題に対しては早急な論争をさけ、プロジェクトを成功させるために生じる各段階での課題や問題点について整理してゆくことを確認した。

【日韓トンネルの韓国側出入り口候補地を視察】
  去る10月31日(金)、釜山発展研究院および韓日トンネル研究会の案内で、釜山市が開発を進めている洛東江付近の新開発区域カンソ(江西)地区を視察した。釜山発展研究院は日韓トンネルの最適路線として、カドク(加徳)島を北上し、この区域に建設する複合ターミナルに接続する路線を検討している。

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