実施する事業の方針(平成23年度)

社会教育事業(日韓トンネルに関する講演会、勉強会、展示会の開催)
一般市民、政・財界人に対して、講演会、勉強会等の開催により、
日韓トンネルの重要性を説き、啓蒙を図る。

調査、研究事業(アジア各国の物流および交通政策などに関する調査研究)
アジア各国の主要都市の現状物流、交通の現況を調査し、
トンネル完成後の経済、政治等について研究する。

国際協力事業(日韓トンネル研究に関する外国人学者、技術者との交流会)
一般市民と外国人の学者、技術者との交流会を開催し、
科学技術に対する興味を高め日韓トンネル研究に対する理解を深める。

情報収集・提供事業(日韓トンネルに関する情報の収集、提供事業)
インターネットにより、不特定多数の人に日韓トンネル研究に関する情報の提供を行い
日韓トンネル研究に対する意識の高揚を図る。

刊行紙の発行事業(日韓トンネルに関する刊行紙を発行)
「日韓トンネル通信」「日韓トンネル研究」の刊行紙を発行し
日韓トンネル研究の経過と将来像を示し、日韓トンネル研究に対する理解を深める。

実施した事業(平成22年度)

1. ルート検討 【調査研究事業】

これまで当研究会がパンフレットやセミナー等で発表してきた比較3ルート案は平成6年につくられたものである。2009年度(平成21年度)に発足したルート検討委員会は、日韓トンネルの現実的な使い方をどうするかという視点からルート設定のための現地調査や既存資料調査を行い、3本のルート案を一本化する検討を積み重ね、対馬と韓国を結ぶルート案を策定した。またその結果を平成22年3月に釜山で行われた「日韓トンネルに関する日韓合同会議」で韓国側と研究検討した。


2.日韓トンネルに関する日韓合同会議を開催  【調査研究事業】

平成22年3月23に韓国の釜山市で「日韓トンネルに関する日韓合同会議」を開催した。主催は韓国釜山市の財団法人釜山発展研究院、社団法人韓日トンネル研究会および当研究会3団体共催である。この会議では、平成21年10月に釜山で行われた「日韓トンネル政策セミナー」の際に韓国側が提案したルートと駅の位置について、その後、当会として研究した結果を加えた「修正Bルート案」を韓国側に提案した。それぞれが提案したルートについて両案のメリットや課題などについて検討した。


3.地域発展委員会の国際会議で日韓トンネル計画について講演 【国際協力事業】

平成23年7月9日(金)、韓国のチェジュ(済州)島で2010地域発展委員会の国際会議」が開かれた。その会議のセッション5「韓日海峡圏における地方間の協力と実践の課題」で「韓日海底トンネルの基本構想と推進方案」と題し講演した。地域発展委員会は大統領直属の諮問委員会で地域発展の主要な政策について大統領の諮問に答えるため設置されたものである。国際会議は7月6日から3日間行われ、韓国、日本、中国、ロシアから招請された技術者24名との間で情報や意見を交換した。

4. 第11回国際シンポジウム 【社会教育事業】

第11回東アジア国際シンポジウムが平成22年8月24日(火)、韓国のソウルで開かれた。当会の野澤太三会長はパネリストとして参加し「最近の日韓トンネル計画について」という演題で講演し、日韓トンネルの着工に踏み切るにあたり事前に見通しを立てるべき8つの項目を指摘した。この国際会議は、財団法人東アジア総合研究所(日本側)と社団法人韓国北東アジア共同体研究会による共催で、東アジア共同体形成を推進する日韓中3国の具体的な経済協力事業を論議することを目的としている。この会議にパネリストや討論者として参加したのは、日本から13人、韓国から13人、中国から6人、ロシアから1人である。 会議には討論者以外にも一般市民が数多く参加し、パネリストらが提案した日韓トンネルや天然ガスパイプラインについての意見や質疑が続き、技術面だけでない幅広い分野にわたる交流が行われた。


5.日韓トンネルに関する国際セミナー 【国際協力事業】


平成22年10月15日(金)、韓国釜山で「日韓トンネルの基本構想と今後の課題に関する国際セミナー及び専門家会議」を開催した。この会議は日韓トンネルの日韓共同研究案と今後の進め方を議論することを目的として、釜山発展研究院、社団法人韓日トンネル研究会(釜山)、当会の3団体共催で行われた。各団体から日韓トンネルの技術課題、需要予測・経済効果などについて発表があり、それらを材料とした討論が行われた。セミナーの結論として、ルートの一本化にむけて日韓合同の調査を行うため両国の関係者に働きかけを始めることで参加者が合意した。